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あおしま文庫

筆者が読んだり見たりした本、映画などについて論じる

映画

知識と経験が感性を作る 再考:映画「この世界の片隅に」

不思議なものだ。感性、というと大げさかもしれないので、感じ方と言っておくことにするが、言葉よりも先に存在するもののように思えるのに、それは言語によって構成される部分も多い知識や経験に大きな影響を受けている。そのことを身をもって思い知らされ…

編集は難しい 「この世界の片隅に」の映画を見て

前回、原作を取り上げた「この世界の片隅に」の映画を見てきた。平日の午後という時間帯を考えれば、かなり混んでいた方だと思う。以前「ニュースの真相」という映画を見た時にも同じように混んでいたことがあったが、客のほとんどがババア年配のご婦人方だ…

こうの史代「この世界の片隅に」と「夕凪の街、桜の国」

あまり意識していた訳ではないのだけれど、私はどちらかと言えば作者買いをする方で、中学・高校の頃は谷川流の本を集めていたし、大学生以降は森見登美彦の本を(単行本と文庫を別に数えなければ)全て買った。マンガだと、青池保子や久世番子、甲斐谷忍な…

宮崎駿エロオヤジ説を主張する

見に行くつもりだった「FAKE」も「A2」も結局、見に行かなかった。その代わり、10周年記念で上映されていた細田守監督作品のアニメ「時をかける少女」を(別の映画館へ)見に行った。先に原作を読んでおこうと思っていたのだが、夏文庫の山の下に埋もれて…

森達也「FAKE」

小説が二回続いた。おまけにどちらもカドフェスの対象商品の本だ。次は傾向を変えてライトノベルでも取り上げようかと思った。「Re:ゼロから始める異世界生活」や「血翼王亡命譚」は予想以上に面白かったのだ(ライトノベルを侮っていたからというのは多分に…